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ノンコンタクトタイムとICT

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2024年4月こども家庭庁から出された「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」により、各年齢についての子どもの人数に対する保育士の配置数が変更になりました。いずれも保育士1人につき5人ずつ子どもの数が少なくなっています。これは保育士にとって大きな変化でしょう。特に遊びを中心とした保育を行うということを考えると、30人の子どもを1人の保育士が見るという事には大きな苦労が伴っていました。
さらに2025年度からは、1歳児の職員配置の改善を図るために、6人に1人と配置基準が示されているところを5人に1人の保育士配置とした園には、「1歳児配置改善加算」をすることがこども家庭庁から発表されました。この加算を受けるためには3つの条件を満たしている必要なのですが、いずれも保育の質を向上させるためには大切なポイントです。
一方、幼稚園は、幼稚園設置基準の第3条において「1学級の幼児数は、35人以下を原則とする」とされています。ただこちらもその人数の多さが問題としてあがっており、文部科学省が主催する「今後の幼児教育の教育課程、指導、評価等の在り方に関する有識者検討会」の第11回(2025年8月22日)においては、一学級を30人以下にするということが話題になっています。保育所の配置基準変更や、小学校の1学級の児童数を全学年で35人以下にした(2021年4月の「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」改正による)ことを踏まえると、近い将来、幼稚園の1学級の幼児数が35人からより少ない人数に変更となる可能性も高いでしょう。
これらの変更を受けて園全体の保育士を減らすのではなく、保育に入らなくても良い余剰人員を増やすことができたら、保育士がNCTを取ることも以前より容易になっていきます。また、仕事の進め方を工夫することによって時間や子どもから離れられる保育士を生み出すことも可能となります。
まだNCTを取ることに対する保育者の遠慮があり、園全体の意識を変えることも大切です。NCTが生まれてもその時間に何をしてよいか分からない、やることがないということでは何も生み出されません。NCTがあるとどういったことができて、そのことで保育がどう変わるのかということを保育者自身が理解しておくことも大切でしょう。ICT等を活用することで、各保育者の業務が皆に見えるようにしておく、またこれまでの検討内容や行事の準備状況などが見えているとそれらについて何度も尋ねるような無駄な時間も省くことができます。
NCTを「ノンコミュニケーション」にならないように注意しなくてはなりません。ただし、コミュニケーションを対面でのみ行おうとすると「時間」と「場所」を共有しなくてはなりませんが、デジタル機器を活用することで、時間や場を超えて情報を共有したりコミュニケーションを取ったりすることができるようにもなります。
ここでは、NCTをどう捻出すれば良いのかという工夫、そしてNCTを皆が取るのが当たり前なのだという空気を醸…
$10.21
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2024年4月こども家庭庁から出された「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」により、各年齢についての子どもの人数に対する保育士の配置数が変更になりました。いずれも保育士1人につき5人ずつ子どもの数が少なくなっています。これは保育士にとって大きな変化でしょう。特に遊びを中心とした保育を行うということを考えると、30人の子どもを1人の保育士が見るという事には大きな苦労が伴っていました。
さらに2025年度からは、1歳児の職員配置の改善を図るために、6人に1人と配置基準が示されているところを5人に1人の保育士配置とした園には、「1歳児配置改善加算」をすることがこども家庭庁から発表されました。この加算を受けるためには3つの条件を満たしている必要なのですが、いずれも保育の質を向上させるためには大切なポイントです。
一方、幼稚園は、幼稚園設置基準の第3条において「1学級の幼児数は、35人以下を原則とする」とされています。ただこちらもその人数の多さが問題としてあがっており、文部科学省が主催する「今後の幼児教育の教育課程、指導、評価等の在り方に関する有識者検討会」の第11回(2025年8月22日)においては、一学級を30人以下にするということが話題になっています。保育所の配置基準変更や、小学校の1学級の児童数を全学年で35人以下にした(2021年4月の「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」改正による)ことを踏まえると、近い将来、幼稚園の1学級の幼児数が35人からより少ない人数に変更となる可能性も高いでしょう。
これらの変更を受けて園全体の保育士を減らすのではなく、保育に入らなくても良い余剰人員を増やすことができたら、保育士がNCTを取ることも以前より容易になっていきます。また、仕事の進め方を工夫することによって時間や子どもから離れられる保育士を生み出すことも可能となります。
まだNCTを取ることに対する保育者の遠慮があり、園全体の意識を変えることも大切です。NCTが生まれてもその時間に何をしてよいか分からない、やることがないということでは何も生み出されません。NCTがあるとどういったことができて、そのことで保育がどう変わるのかということを保育者自身が理解しておくことも大切でしょう。ICT等を活用することで、各保育者の業務が皆に見えるようにしておく、またこれまでの検討内容や行事の準備状況などが見えているとそれらについて何度も尋ねるような無駄な時間も省くことができます。
NCTを「ノンコミュニケーション」にならないように注意しなくてはなりません。ただし、コミュニケーションを対面でのみ行おうとすると「時間」と「場所」を共有しなくてはなりませんが、デジタル機器を活用することで、時間や場を超えて情報を共有したりコミュニケーションを取ったりすることができるようにもなります。
ここでは、NCTをどう捻出すれば良いのかという工夫、そしてNCTを皆が取るのが当たり前なのだという空気を醸…